古銭買取の市場は近年増加傾向にあり、コレクター市場の拡大や投資対象としての価値向上から買取価格が上がっています。古銭は国内だけではなく海外市場でも人気を集めており、オンライン取引が普及したことによって、これまでよりも古銭買取市場は活性化しています。

古銭買取を依頼するなら専門の買取業者への相談がおすすめです。古銭の買取価格は種類・状態・希少性によって大幅に変動します。専門知識を持った買取業者へ依頼することで、古銭の価値を見抜き最適な価格で売却できます。

しかし、「古銭買取を依頼する際におすすめの買取業者はどこ？」「古銭買取の市場価格について詳しくした知りたい」といった人も多いでしょう。

そこで本記事では、古銭買取におすすめの業者12選を解説します。古銭の買取相場や買取業者の選び方、注意点・よくある質問も紹介します。古銭買取を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

古銭買取おすすめ業者12選！買取専門店を比較

古銭買取を行っている買取業者は、それぞれ特徴や詳細・査定方法などに違いがあります。ここでは、以下のおすすめの古銭買取12選を解説します。買取方法から発生する費用・業者ごとの特徴も紹介します。

• 日晃堂
• バイセル
• 福ちゃん
• コヤッシュ
• おたからや
• 八光堂
• 有馬堂
• 大黒屋
• さすがや
• アンティーリンク
• 古銭買取本舗
• 買取大吉

それぞれ順に解説します。

日晃堂

日晃堂は骨董品・美術品の買取を中心に行っている買取業者です。高い知識と経験を持った査定士が在籍しており、鑑定が困難とされる骨董品・美術品を専門として目利きを実施。独自の販売ルートを保有しているため、他にはない金額で買取を可能にしています。

買取対象としている古銭は多数あり、小判や金貨・記念硬貨・穴銭など江戸時代周辺の古銭は高価買取の対象となっています。査定は完全無料で店頭・宅配・出張など、利用者のニーズに合わせて選択が可能です。日本全国が対象エリアとなるため、どこからでも申し込めるでしょう。

事前のWeb査定も実施しているため、LINEからでも簡易的な買取価格を把握できます。日晃堂では出張買取限定で対象品目の買取価格を20%アップキャンペーンを実施中です。気になる人はぜひ日晃堂をチェックしてください。

バイセル

バイセルは東証グロース市場に上場している株式会社BuySell Technologiesが運営する買取業者です。累計買取点数は4,300万点以上を誇り、幅広い品目の買取を実施しています。古銭以外にも着物や切手、レコードなど利用者の要望に合わせて買取を実現します。

バイセルは3つの買取方法を展開しており、利用者の都合に合わせて好きに選択が可能です。査定料・キャンセル料などの各種コストはすべて無料。宅配キットや送料に関しても無料で提供しているため、利用者側で発生する費用は一切なく活用できます。

また、バイセルでは古銭や古紙幣など価値が不明な品物でも買取に対応。記念硬貨、金貨、中国紙幣なども査定対象としており、古銭の知識豊富な査定士が価値を見極めます。汚れ・削れがある古銭でもコレクターから人気を集めるケースもあるため、どんな状態でも査定を実施しています。他社で買取を断られた古銭でもバイセルなら高価買取につながるケースも少なくないため、気になる人はぜひ相談してください。

福ちゃん

福ちゃんは古銭や着物の買取から、ブランド品や金券など幅広い品目の査定を行っている買取業者です。日本の古銭だけでなく、外国の記念硬貨や金貨、銀貨、小判、紙幣など、多岐にわたるアイテムを査定・買取しています。​価値が分からないものでも、まとめて査定を依頼が可能です。

複数の査定方法を展開しており「見守りプラン」と呼ばれる買取方法では、家族や知人の人にオンライン査定へ参加してもらえるサービスです。また、福ちゃんでは査定料・出張費・キャンセル料がすべて無料。査定に関わる費用は一切かからず、査定後に納得できない場合でも、費用を負担することなくキャンセルできます。​初めての人でも気軽に利用できる点が魅力と言えるでしょう。

福ちゃんでは出張買取限定で、対象アイテムの買取金額20%アップキャンペーンを実施しています。気になる人はぜひ福ちゃんをチェックしてください。

コヤッシュ

コヤッシュは累計買取実績320,000点以上を誇る買取業者です。経験豊富なスタッフが多数在籍しており、古銭の市場価格を常にチェックし、適正価格での査定金額提示を行っています。国内外の独自の再販ルートを持っており、他社では買取を断られる品物でも、コヤッシュなら買取可能なケースがあります。

また、買取に関する出張料・査定料・キャンセル料はすべて無料。24時間買取相談を受け付けており、Web上で事前に相談も可能です。時代が不明な古銭やキズ・汚れがあったり、ケース・付属品がなかったりしても査定が可能です。

コヤッシュでは記念硬貨・外国硬貨・大判・小判など、多数の品目を買取強化の品物としています。高価な品物ではなくても、1点から買取相談を受け付けています。気になる人はぜひコヤッシュをチェックしてください。

おたからや

おたからやは古銭や金・貴金属・ブランド品などさまざまな品目の買取を実施している買取業者です。創業から24年以上の歴史によって蓄積されたノウハウをもとに専門の査定士が価値を算出します。おたからやは地域密着型の店舗買取を実施することで、他社よりも高価買取を実現しています。全国に1,300店舗以上を展開しており、世界44ヵ国との取引実績が存在します。

また、おたからやでは古銭の買取実績を公式サイト上で公開しています。古銭・古紙幣の参考買取価格一覧を確認でき、購入前に相場感覚を把握できます。

おたからやはGW限定キャンペーンで買取金額が40%アップするキャンペーンを実施しています。査定だけでも生活雑貨をプレゼントしているため、気になる人はぜひおたからやをチェックしてください。

八光堂

八光堂は創業から40年以上の実績・経験を誇る買取業者です。経験豊富なバリューデザイナーと呼ばれる鑑定士が在籍しており、古銭の査定を丁寧に実施。品物にキズがつかないよう、細心の注意を払いながら買取価格を算出します。

店頭・出張・などさまざまな買取方法に対応しており、出張買取であれば鑑定士が利用者の自宅まで出向いてくれます。公式サイト上には買取実績を公開しており、品物の概要と買取金額を確認できます。

また、八光堂では徹底した個人情報の管理を行っており、日本工業規格「JIS Q 15001個人情報マネジメントシステム要求事項」適合事業者に認定されています。事前査定や近隣店舗の検索もできるため、気になる人はぜひ八光堂をチェックしてください。｀

有馬堂

有馬堂は古道具から古美術まで、幅広い骨董品の査定を行っている買取業者です。書画骨董品を経験豊富な鑑定士が確かな目利きで鑑定し、高価買取りを実施します。店頭買取から宅配買取まで幅広い買取依頼を受け付けています。日本全国から買取を実施しているため、近隣に店舗がない人でも安心です。

また、有馬堂は1点からの買取に対応しており、鑑定士が一つひとつ丁寧に査定します。古銭は年号や発行枚数などによる稀少性、保存状態など細かい部分を正確に見極めます。個人の顧客やコレクターなど、買取業者様からも買取を実施しています。

公式サイト上では、古銭の買取価格を表形式で掲載しています。近代貨幣・プレミア硬貨や大判小判など種類に分けて、買取価格や古銭名称などを確認可能です。数多く古銭の情報が掲載されているため、保有している古銭と比較ができるでしょう。

有馬堂では住所・氏名・電話番号を入力するだけでオンライン査定の実施が可能です。品物の画像を送るだけで、事前に査定額の算出を進められます。気になる人はぜひ有馬堂をチェックしてください。

大黒屋

大黒屋は全国に約270店舗以上を展開し、年間150万件以上の買取実績を持つ買取業者です。全国各地に店舗を構えているため、豊富なネットワークによりどの地域からでもアクセスしやすい点が特徴です。店頭買取以外にも、出張買取・宅配買取にも対応しているため、利用者の要望に合わせて品物の査定を行います。

また、大黒屋は古銭の買取対象が幅広く、近代貨幣・大判・小判・古金銀・古紙幣・丁銀・豆板銀、地方貨など、他にはない品目の査定を行います。古銭の査定に精通した鑑定士が在籍しているため、豊富な経験から正確な評価を実現します。ただし、穴銭やアルミ銭・現行紙幣の買取は行っていないため注意が必要です。

公式サイト上で古銭の買取実績を公開しており、高価買取につながるポイントも記載しています。特に大黒屋では古銭鑑定書を重要視しており、日本貨幣商協同組合の鑑定書があれば通常よりも高い評価を実施しています。ブランド品や貴金属だけでなく、古銭の買取も積極的に行っており、高価買取キャンペーンも定期的に実施しているため、気になる人はぜひをチェックしてください。

さすがや

さすがやはGoogle上の口コミ4.9以上の評価を維持している買取業者です。宝石・ブランド品・高級時計・古銭など幅広い品目の買取を行っており、3つの買取手段から利用しやすい方法を選択できます。関西・四国を除く全国に店舗を展開しており、地域に密着したサービスを提供しています。

さすがやでは経験に基づくコスト削減と独自の販売ルートにより、高価買取が期待できます。他店で買取を断られた商品でも対応してもらえる可能性が高いです。査定は無料で宅配買取を利用する場合でも送料は発生しません。キャンセル料も必要がないため、査定完了後に申し込まない場合も安心して利用できるでしょう。

また、さすがやでは古銭の買取実績を公式サイト上で公開しています。検索機能も付帯しているため、古銭の種類や名称を入力するだけで、過去の買取実績を把握できます。買取金額や買取方法・日付など細かい部分まで確認できるため、査定予定の品目と見比べられます。LINEを活用した事前査定も実施しており、品物の商品状態をLINEで送るだけで、簡易的な査定結果を確認できます。気になる人はぜひ、さすがやをチェックしてください。

アンティーリンク

アンティーリンクは古銭や古紙幣をメインに査定している買取業者です。古銭買取専門業者の中でもトップクラスの買取価格を提示しており、利用者に納得のいく価格を提示しています。郵送買取に特化したサービスを提供しており、売りたい商品を詰めて送るだけで簡単に査定申し込みが可能です。

また、申し込み方法は公式サイトやLINEから手続きが進められます。LINEから品物の写真を送付すれば、リアルタイムに品物の買取価格を算出できます。そのまま申し込めば、面倒な手続き不要で古銭の現金化が可能です。宅配買取完了後は2営業日以内に指定の口座に振込みが行われるため、スピード感のある取引を期待する人にも最適です。

また、アンティーリンクの公式サイト上には古銭や古紙幣の買取実績が豊富に掲載されています。直近1ヶ月の買取価格推移を掲載しており、買取品目のサイズ・品位・重さ・発行枚数などの情報も確認が可能です。買取った品目の情報を記載すること査定予定の商品のイメージが湧くため、市場調査にも使えるケースがあるでしょう。

古銭の種類ごとの特徴や高価買取の秘訣も公開しているため、初めて売りに出す人でも安心です。これまで利用した人の口コミも掲載しているため、気になる人はぜひアンティーリンクをチェックしてください。

金貨買取本舗

金貨買取本舗は古銭・古紙幣の査定に特化したサービスを提供している買取業者です。一円銀貨などの近代貨幣から一分判や二朱銀の古金銀、大判、小判や穴銭など、他社では買取不可の品目も対応しています。古紙幣も問題なく査定を実施しており、専門家が正しく査定を行います。

また、金貨買取本舗では状態不問で品目の査定を行っています。変色や錆のある古銭、折れや汚れのある紙幣でも値付けが可能です。経験豊富な査定士が一つひとつ丁寧に商品を確認し、査定料・キャンセル料はかからないため、コストを意識することなくサービス活用できるでしょう。

金貨買取本舗では来店予約を行い、担当者と連絡を取り店舗へ出向く、もしくは出張・宅配買取にて査定を実施できます。人気古銭・人気古紙幣の特徴や買取相場を公開しているため、参考金額をもとに買取可否を選択できるでしょう。

金貨買取本舗では古銭・古紙幣の他に、記念硬貨・記念メダル、外国のアンティークコイン・メダルまで幅広く査定しています。使用できず自宅で眠らせている古銭の高価買取を実施しているため、気になえる人はぜひ古銭買取本舗をチェックしてください。

買取大吉

買取大吉は全国に1,200店舗以上を展開している買取業者です。査定料・出張料・手数料はすべて無料で提供しており、申し込みから最短5分で結果を提示します。出張買取の場合でも最短即日25分で買取を行い、アクセス良好な駅近店舗も多数存在します。1,000万円越えの品物を買取する場合でも、即日現金化が可能です。

買取大吉では大判小判や古紙幣などの買取を実施しており、公式サイト上に過去の実績を掲載しています。高価買取のポイントや商品の状態まで細かく公開しているため、事前に手持ちの品物と見比べられます。電話やメールなどで24時間相談を受け付けており、無理な交渉などはなく事前に買取価格を算出できます。

また、買取大吉ではキズや汚れのある訳あり商品でも効果書取りを実施しています。過去には万延大判金を100万円以上の価格で買取った実績もあります。査定士の対応も丁寧で、スタッフの対応の良さに関する好意的な口コミも多数寄せられれています。

査定だけでも受け付けており、買取実績は200,000点以上を誇るため、気になる人はぜひ買取大吉をチェックしてください。

古銭の買取相場一例を紹介！買取価格の参考にしよう

ここでは、古銭買取の代表例である日本古銭と海外古銭の買取相場を解説します。古銭の種類ごとに買取相場をまとめているため、気になる人はぜひチェックしてください。

日本の古銭買取相場一例

海外の古銭買取相場一例

古銭買取業者の選び方を解説！高価買取している業者の特徴

古銭買取業者にはそれぞれ特徴があり、選び方を把握することで高価買取を期待できます。事前に買取実績を確認したり、買取方法の豊富さをチェックしたりすることで最適な業者の選定が可能です。

高価買取を実施している古銭買取業者の特徴は、以下のとおりです。

• 古銭を専門的に取扱っていてホームページに買取実績がある
• 専門の鑑定士が在籍していて古銭の価値を正しく鑑定できる
• 店頭買取（持ち込み）だけではなく出張買取や宅配買取がある
• 査定料や送料などの各種手数料が無料の業者を選ぶ

それぞれ順に解説します。

古銭を専門的に取扱っていてホームページに買取実績がある

高価買取が期待できる買取業者を選ぶ際は、ホームページから実績を確認しましょう。買取実績がホームページに掲載されている業者は、過去にどのような古銭をいくらで買取ったかを明確に提示しています。過去実績を確認し、相場感を掴むことで不当に安く買い叩かれるリスクを避けられるでしょう。

また、ホームページで過去の買取実績や買取価格を公開している業者は、透明性の高い取引が可能です。特に希少な古銭や高額取引の事例が多い業者は、高価買取の可能性が高いです。古銭や金貨・銀貨は金・銀相場の影響を受けるため、最新の市場価格を基に買取価格を提示する業者を選ぶのがポイントです。

専門の鑑定士が在籍していて古銭の価値を正しく鑑定できる

古銭買取業者を選ぶ際は、専門の鑑定士が在籍しているか確認しましょう。古銭にはさまざまな種類があり、国内だけではなく海外まで幅広いです。年代によって市場価値も異なるため、買取依頼を行う際は査定士の真贋スキルが重要です。長年の経験を持つプロの鑑定士がいる業者なら、古銭の市場価値を正しく判断できます。

また、公式サイトや店舗に、過去の買取実績を掲載している業者は信頼性が高く、高額買取の例が多い業者は、それだけ古銭の鑑定力が優れている可能性があります。定期的に古銭市場の動向を分析し、最新の価格を反映しているかチェックすることで情報を整理できます。

高額な古銭（金貨・銀貨・記念硬貨など）には偽物も多く、確かな鑑定力が求められます。専門知識だけではなく、精密機器などを用いた鑑定を行うことでより、精度の高い真贋鑑定が期待できます。日本貨幣商協同組合（JNA）やPCGS（アメリカのコイン鑑定機関）など、公的な機関と連携している業者は信頼性が高まります。

古銭の価値は業者の鑑定力に左右されるため、信頼できる専門業者を選び、適正価格を鑑定してもらうことが重要です。

店頭買取（持ち込み）だけではなく出張買取や宅配買取がある

古銭買取業者に依頼を行う際は、店頭買取（持ち込み）だけではなく出張買取や宅配買取など、買取方法の豊富さを確認しましょう。買取業者へ品物の査定を依頼する方法は、大きく分けて以下の3つです。

• 店頭買取：店舗で直接品物の査定を依頼する方法
• 出張買取：自宅まで来てもらい品物を査定してもらう方法
• 宅配買取：品物を郵送して査定してもらう方法

それぞれの特徴を把握し、依頼する古銭の種類や希少性、量を考慮した上で買取方法の選択が必要です。

店頭・出張・宅配買取それぞれの特徴は？自身に合った買取方法を選ぼう

店頭買取とは、店舗へ出向き古銭の買取を依頼する方法です。直接鑑定士と対面でやり取りできるため、安心感のある取引が特徴です。査定が終われば、すぐに現金を受け取れます。買取価格に納得すれば即決取引ができ、売却までのスピードが早いため、すぐに古銭を売却したい場合に最適です。

また、出張買取では自宅で査定が受けられるため、古銭を一枚ずつ持ち込む手間を省き、大量の古銭がある場合におすすめです。鑑定士が自宅まで直接訪問し、店頭買取と同様に品物の査定を行います。交通費・出張費が無料の業者を選べば、コストをかけることなく買取依頼が可能です。大量の硬貨や紙幣でも、査定士がすべて確認でき、箱にまとめておくだけで手続きを進められます。

宅配買取では全国どこからでも買取依頼が可能です。近隣に店舗がない人や自宅へ査定士を入れたくない人でも効果的に活用でき、宅配キットと呼ばれる専用キットを活用すればダンボールなどを利用者側で用意する必要なく品物を発送できます。査定後は金額に納得すれば、即振込で支払いを受けられます。24時間いつでも申し込むことができ、自宅で手続きが完結します。

買取方法の豊富な業者を選ぶことで、利用者の状況や希望に合わせて柔軟に選択できるでしょう。

査定料や送料などの各種手数料が無料の業者を選ぶ

古銭を売却する業者を選ぶ際は、査定料や送料など各種手数料を無料に設定しているか確認しましょう。買取業者を利用する際は、さまざまなコストが設定されています。各種手数料が発生する買取業者を利用する場合、古銭の高価買取が実現した場合でもコストで利益が目減りするリスクも。できる限りコストのかからない買取業者を選ぶことで、利益を最大化した状態で売却を実現できます。

また、古銭の買取方法によって発生する手数料は異なります。例えば、宅配買取を利用する場合、品物を送る際に発生する送料や宅配キットの利用料金などが挙げられます。出張買取なら出張費などのコストが別途手数料として発生するケースも少なくありません。売却手続きが完了した後も、買取金額を振り込む手数料などが発生するかもしれません。

そのため、買取業者を選ぶ際は公式サイトや申し込みページなどから、手数料の有無を確認しましょう。査定料・送料・振込手数料などのコストが無料の業者は数多く存在するため、できるだけコストをかけずに納得のいく売却ができるように買取業者を選びましょう。

高価買取される古銭の特徴5選！注意点も合わせて紹介

高価買取が行われる古銭には特徴が存在します。査定前にポイントを押さえておくことで、相場よりも高い金額で買取を実現できます。一方、古銭の査定依頼時には注意点も存在するため、あらかじめ注意しましょう。高価買取される古銭の特徴や注意点は、以下のとおりです。

• 文字や刻印が鮮明な古銭は年代がわかりやすく適正な価格で査定される
• 日頃からコインブックやコインホルダーで保管して劣化を防ぐ
• 鑑定書や専用ケースがある場合は一緒に査定に出す
• 銀貨でも流通量が少ないものは高価買取に期待できる
• 複数の買取業者に査定依頼をして相見積もりをとる

それぞれ順に解説します。

文字や刻印が鮮明な古銭は年代がわかりやすく適正な価格で査定される

古銭の買取価格は、品物の状態や文字・刻印が鮮明な場合は年代がわかりやすく適正価格で査定される傾向にあります。古銭の価値を決める要素の一つとして、発行年代が挙げられます。古銭の刻印が鮮明であれば、発行年や時代背景が正確に判別でき、市場価値を正しく照らし合わせられます。

また、刻印が線形な古銭は、本物か偽物かを判断しやすくなります。古銭の中には特徴的な墨書きや彫りのパターンがあり、鮮明な刻印が残っていれば本物と判断しやすいです。特に刻印の劣化が進んでいると、贋作や劣化品と見なされ、査定額が大幅に下がるリスクもあるでしょう。

古銭の文字や刻印の中は、歴史的な背景や希少価値が評価されることがあります。古銭の状態が良いと歴史的な価値が認識されやすくなり、買取価格がアップします。デザインの鮮明さが評価につながる古銭も多く、コレクターの需要も高いです。仮に江戸時代に発行された古銭でも、文字が掠れていたり、摩耗が進んでいるとコレクター向けの市場において価値が低下するケースも少なくありません。査定に出す前に古銭の文字や刻印の鮮明さを確認しておくと良いでしょう。

日頃からコインブックやコインホルダーで保管して劣化を防ぐ

古銭の高価買取を目指すには、日頃から適切な保管を行うことで劣化を防ぐことが重要です。コインブックやコインホルダーを活用するで古銭の劣化を防いで保管が可能です。コインブックはコインを個別のスリーブに入れて整理できるため、品物の摩擦やキズを防げます。古銭の種類ごとに分類でき、見やすく整理できます。通気性の良いものを選ぶと湿気対策にもなるため、状態を維持して保管できます。

また、コインホルダーは紙製やプラスチック製のホルダーにコインを挟み込むタイプが多く、コインの表面に触れることなく保管できます。指紋による酸化を防げるため、長期保管に向いています。透明なホルダーを選べば触れることなく、古銭の刻印や文字の状態を確認できます。古銭を保管する際は、金属ごとに分けて保管しましょう。なる金属が触れ合うと化学反応で変色する可能性が高いです。銀貨は特に参加しやすく、個別包装や密閉容器の活用がおすすめです。

さらに、古銭は湿気や温度変化に弱いため、保管する環境の湿気・温度管理が重要です。保管ケースに乾燥剤を入れたり、急激な温度変化がある窓際やエアコンの近くから離したりして管理しましょう。古銭に触れる際は手袋などを着用し、指紋や皮脂の付着を防ぐことで酸化や偏食を防げます。日頃から古銭の状態を確認し、適切な環境で保管することで価値の維持が期待できるでしょう。

手入れのしすぎはかえって値段が下がる可能性もある

古銭は手入れのしすぎが逆効果になることがあり、かえって価値が下がる可能性もあります。古銭を磨きすぎるとオリジナルの風合いが失われるケースがあります。古銭の汚れを落とそうとして磨いて保管すると、価値が下がるケースも少なくありません。古銭は経年による自然な変色や光沢が価値を高めることがあり、研磨剤やクリーナーで磨くと、本来の質感が損なわれて価値が下がることもあります。

例えば、銀貨の強い磨きすぎは表面が削がれて刻印が薄くなってしまったり、無理なクリーニングで緑青を落としすぎて風合いが損なわれたりします。一度磨いて風合いが変わると元の状態へ戻らない可能性が高いです。コレクター市場ではできるだけ手が加えられていない状態が好まれるため、手入れのしすぎは控えましょう。

また、間違った手入れをすると劣化が早まり査定額が落ちる原因になります。研磨剤・薬品の使用はリスクが大きいため、専門の鑑定士の相談がおすすめです。できる限り最適な環境での保管を心がけて、自己流の手入れは控えましょう。

鑑定書や専用ケースがある場合は一緒に査定に出す

古銭の高価買取を行うためには、鑑定書や専用ケースなどを用意して一緒に査定へ出しましょう。鑑定書とは、専門機関や専門家がその古銭の真贋や品質を証明するために発行する書類です。鑑定書のない古銭を査定に出す場合、買取業者は古銭の本物・偽物を慎重に判断する必要があり、結果の反映まで時間を要します。

公的な鑑定機関が発行した鑑定書があれば、正規品であることが保証され査定までのスピードがアップします。古銭の透明性も担保されるため、買取価格も上がりやすいです。コレクター市場では鑑定書付きの古銭は信用されやすく、ニーズが高まります。鑑定書は古銭のグレードを証明する書類にもなり、美品・極美品・未使用品などを客観的に提示できます。

古銭に関連する代表的な鑑定書は、以下のとおりです。

• PCGS（Professional Coin Grading Service）
• NGC（Numismatic Guaranty Corporation）
• 日本貨幣商協同組合の鑑定書

また、鑑定書だけではなく古銭専用ケースの有無も査定金額に影響を与えます。専用ケースとは、造幣局が発行する記念硬貨のオリジナルケースや、特別仕様のコインの専用ボックスなどを指します。専用ケースのある古銭は摩耗やキズがつきにくいため、美品として評価されやすいです。光沢仕上げの記念硬貨などのプルーフ貨幣は未使用状態の証明にもなります。

専用ケースによって付属品が揃っていることで、プレミアム査定が期待でき単品の古銭よりも査定額アップが期待できます。査定に出す前に記念硬貨の専用ケースやプルーフ貨幣のボックスや冊子、未使用コインがセットになったミントセットがあるか確認しましょう。

銀貨でも流通量が少ないものは高価買取に期待できる

古銭の中でも銀貨は素材としての価値だけでなく、流通量の少なさや歴史的な背景によって高価買取が期待できます。特に発行枚数が少なく市場にほとんど出回らない銀貨は、コレクターの需要が高いことから通常の銀貨よりも高値で取引されることも少なくありません。

銀貨の基本的な買取価格は銀の含有量によって変動します。例えば、明治時代の日本の銀貨よりも、海外のシルバーコインの方が銀の純度が高く、銀相場の影響を受けて高価買取が期待できます。さらに、同じ銀貨でも発行枚数が少ない場合は希少価値が高く、高値で取引されます。

また、発行当時の枚数が多い場合でも、専用や溶解・自然紛失などの影響で現存数が少ない銀貨は高価買取が行われる可能性が高いです。旧中国の銀貨は、当時の発行枚数は多いものの銀として溶かされてしまい、現存数が少ないことから希少性が高いとされています。

鑑定書を取得して銀貨の希少性を客観的に証明することで、世界市場での価値が上がります。保有している銀貨の状態や希少性を把握することで、査定時に高価買取を狙えるでしょう。

複数の買取業者に査定依頼をして相見積もりをとる

古銭の高価買取を目指す場合は、複数の買取業者へ査定依頼を行い相見積もりを取得しましょう。古銭の査定基準は業者ごとに異なるため、同じ古銭でも査定額が数万円単位で異なる可能性があります。特に希少性の高い古銭は一般的な買取業者と専門業者で評価が大きく異なります。総合買取業者では数千円の査定額でも、専門買取業者へ依頼することで数万円の査定結果が出ることも少なくありません。

また、複数の業者に査定を依頼し、他社の査定結果を伝えることでより高値で査定してもらえる可能性があります。業者同士の価格競争を促すことで、古銭本来の価値に見合った価格で売却が実現します。

買取業者の中には本来の価値よりも極端に安い価格で買い叩かれるリスクがあります。複数の査定額を比較することで、市場の適正価格を把握し、悪徳業者を避けて取引ができます。市場価値を把握し高値で買取ってもらうためにも、複数の買取業者からの相見積もりは重要なポイントです。

古銭買取でよくある質問

ここでは、古銭買取に関するよくある質問を解説します。

少量の古銭でも買取り可能でしょうか？

多くの買取業者では少量の古銭でも買取可能です。古銭によっては1枚からでも買取を受け付けている業者は多く、希少価値が高ければ高額査定の可能性もあります。市場価値の低い古銭の場合は、大量に査定依頼を行ったとしても高価買取が見込めない可能性があります。

買取業者によっては最低買取点数を設けている場合があり、希少価値の高い古銭でも査定依頼ができないこともあります。気になる買取業者がればいつでもどこでも、事前に買取点数や査定方法をチェックしておきましょう。要件に当てはまっているなら、まずは査定に出して市場価格を把握しましょう。

古銭を売却しましたが税金や確定申告は必要ですか？

古銭の売却で発生した売却益や売却目的によって税金や確定申告の有無は異なります。例えば、給与所得者が古銭の売却で年間利益50万円以上が発生している場合、譲渡所得に分類され特別控除を超えると所得税と住民税が課税される可能性が高いです。

また、転売目的で古銭の売却を頻繁に行っている場合、獲得した利益は事業所得や雑所得として分類されてしまい確定申告の義務が発生します。中には高額な売却益を得たとしても、趣味やコレクションの範囲で売った場合なら確定申告が不要なケースもあります。

税金や確定申告の有無は、古銭を売却する目的や頻度・金額など細かい部分で変動するため、心配な場合は最寄りの税務署へ相談すると良いでしょう。

売れない古銭とはどういった状態やものでしょうか？

売れない古銭とは市場での需要が低く、価値が認められていない古銭を指します。例えば、キズや劣化がひどかったり、大量生産されて希少性がなかったりする古銭は買取不可とされる可能性は高いです。偽物や偽造品、限定的なジャンルの古銭も買取対象外となるリスクがあります。

ただし、古銭は時期によって需要の変動があります。特定の歴史的な出来事やテーマに関連する古銭は、シーンごとに注目されて需要が高まります。これまでは需要がなかった古銭でも、タイミングによっては買取が可能となり売れる古銭になる可能性があります。売れない古銭でもすぐに処分するのではなく、適切な環境で保管して売却できる環境を整えておきましょう。